戌年も、もうすぐ終わりますね。

年末の差し迫った時期。「なにか新しいことを始めようかな」なんてふと思いまして。ブログを書いていくことにしました。
普通、こういうときってキリよく年明けまで待ちますよね?
でも、始めたいと思ったときが、始めどき。
そんな気がするので、とりあえずスタートです。
ライターってなにするひと?
私、職業がライターです。
日頃から、ジャンル問わず、テイスト問わず、いろいろな文章を書くことを仕事にしています。
時折、「ライターって何する人なの?」とおっしゃる方もおられます。確かにあまりメジャーな職業ではないかもしれませんね。「作家とどう違うの?記者ってこと?」とかも、よく聞かれるなあ。
答えるとするならば(あくまで私なりの独断ですが)、ライターは、「今ある出来事・人に対して、いろいろな切り口で第三者に紹介する仕事」だと思っています。
切り口いろいろ。
例えばここに一匹の犬がいまして。
「この犬についての記事を書いてください」とご依頼をいただいたとします。
実際には、何の本(またはサイト)に掲載するのか、読み手のターゲットはどんなか、記事のテイスト、文字数など、さまざまなことがあらかじめ決まっていることが多いのですが、そういうことはひとまず考えず、「あなたの自由に書いてください」ということで。
そうすると、あるライターはこの犬の飼い主にインタビューをするかもしれません。飼ったきっかけや、家での過ごし方、お気に入りのおやつや遊び。
でもまた別のライターは、犬の生態について調べるかもしれません。出生地はどこか。犬種によって性格がどう違って、かかりやすい病気はなにか。
また違うライターは、趣向を変えて、ドッグトレーナーに話を聞くかもしれませんよね。犬専門の写真家に撮り方のコツを聞いて実践する記事かもしれないし、あるいは獣医さんに密着してドキュメント記事を作成しようとするかも。
このように、“素材の切り口”はいろいろなのです。
いろいろな切り口を持っている人。そしていろいろな切り方ができる人。
その断面図を他人に紹介する記事を書く人が「ライター」だと思うのです。
ライターをそう定義するなら、作家さんは、ご自身の価値観をご自身の切り口で書き、その世界観を伝える人。
記者さんは、事実をありのまま切り取り、間違いなく、誰が読んでも正しい情報を把握できるように書く人。になるのかな。
一括りにすれば「物書き」なのですが、細分すればそんな感じかなと思います。
その“切り口”についても、また思うことがあるのですが…
本日はお目慣らしということで、このあたりで。
本日も、みなさまにとりまして、学び多き一日となりますよう。